もっと西と南を知りたくて

23年酷暑の夏を車でトロトロ

エピローグ(27-8-23) - 「Mission Possible 前期高齢者の道楽」を終えて

@総走行距離:5,422.6km

@総費用:311,203円(うちガソリン代:74,252円 最安値164円/和歌山、最高値184円/ 鹿児島・高知)

 

@珠玉の3枚

Day4(4-8-23)岐阜 白川郷

Day6(6-8-23)徳島 大塚国際美術館

Day13 (19-8-23)愛媛 高茂(こうも)岬

 

@いくつかの雑感

  • 酷暑の中、キャンプ・車中泊はとてもじゃないけど、できない。今回の経験からキャンプという単語は夏の季語から除かれました。
  • 空海さんはえらい。色々な所に登場している。空海さんの歴史的経済効果はいかほどか?
  • 今回のような旅にはEVは全く使えない。多分EVは、10年ほど前にピークを迎え、今や完全に消滅してしまった3D TV(一生懸命売ってました!)と同じ運命をたどると予想します。
  • 快活クラブは大変使い勝手がいい。しかし、変な法律(店内で提供される飲食物は鍵付きの部屋では飲み食いできないが、外から持ち込んでモノを飲食するのはOK)はおかしい。色々な所で、こんな変な法律があるんだろうなな。
  • 20日間連続してブログをアップするのは大変だった。しかし、振り返ってみれば4年前。123日間連続でブログアップしたのも私。その頃の私を心の底から褒めてあげたい!

 

(完)

なお「Mission Possible 前期高齢者の道楽-2」予定は未定です。

 

下記は自分用です。

Day1(1-8-23)川崎市黒川ー御嶽山 - Google マイマップ

Day2(2-8-23)御嶽山ー糸魚川 - Google マイマップ

Day3(3-8-23)糸魚川ー珠洲 - Google マイマップ

Day4(4-8-23)珠洲ー郡上八幡 - Google マイマップ

Day5(5-8-23) 郡上八幡ー京田辺 - Google マイマップ

Day6(6-8-23)京田辺ー徳島 - Google マイマップ

Day7(7-8-23)徳島ー広島世羅町 - Google マイマップ

Day8(8-8-23)広島世羅ー山口 - Google マイマップ

Day9(9-8-23)山口―益田ー津和野 - Google マイマップ

Day10(10-8-23)津和野ー熊本美里町 - Google マイマップ

Day11(17-8-23)熊本美里町ー枕崎ー鹿児島 - Google マイマップ

Day12(18-8-23)鹿児島ー大分 - Google マイマップ

Day13(19-8-23)大分-土佐清水 - Google マイマップ

Day14(20-8-23)土佐清水ー室戸 - Google マイマップ

Day15(21-8-23)室戸ー和歌山 - Google マイマップ

Day16(22-8-23)和歌山ー串本 - Google マイマップ

Dat17(23-8-23)串本ー津 - Google マイマップ

Day18(24-8-23)津ー豊橋 - Google マイマップ

Day19(25-8-23)豊橋ー山中湖 - Google マイマップ

Day20(26-8-23)山中湖ー川崎市麻生区 - Google マイマップ




 

Day20(26-8-23)山中湖ー川崎市麻生区

(補足)またまた昨日のつまらない出来事を思い出したので書いておきます。浜松の「浜名湖フラワーパーク」での園内放送の話です。日本語の後、スピーカーから流れて来たのはきれいなポルトガル語。このあたりにはかなりのブラジル人が住んでいるんだ!(言外に、私はポルトガル語が分かるんですよ。言いたいのかも。。。)

 

朝が来た。昨日は大変快適だった。夕方になると気温は23度ほどになり、朝方は寒いほどだった。かなり寝れた。これで「枕崎の仇」はとれた。しかし、車もテントも夜露に濡れまくっていた。

気持ちのいい朝で、やっとモーニングコーヒーを飲む気分になった。後ろには朝焼けの富士山が。

撤収を行い、8時発。

朝の山中湖は輝いていた。

幸運な事に、朝8時からネットが使えるカフェが開いており、そこで昨日(Day19)のアップロードを済ませた。

外に出てみると(まあ来る時から分かっていたが)、すごい渋滞。なんだ、なんだ? 

駐車場の人に聞いてみると、25日-27日で音楽フェスをやっているらしい。

調べてみると、三日間朝から晩までフェスをやっている。

SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2023

「この道は~~♪ いつか来た道~~♪」で初日のに通った「道志みち」を通って帰る。

この道は、一昨年のオリンピックの際、自転車競技で使われた道です。道の駅「どうし」にもその表示が。

来るときもここに寄ったけど、今日はものすごい人出だ。

時々渋滞にはまりながら、12時に最寄りの小田急線黒川駅に到着。

やれやれ、事故もせずやっと帰ってきました。16日から禁酒して以来11日目! 今日は飲むぞ! まとめ(エピローグ)は明日書きますので、明日までお付き合いください。

走行距離:78㎞

走行ルート:

www.google.com

Day19(25-8-23)豊橋ー山中湖

(追記)まあまた、どうでもいい事ですが、昨日のトヨタ博物館で「へ~~~~」と思った事。日本で最初に車を製造したのは(いつだったのかはグーグル先生に聞いて!)、快進社という会社でその車に「脱兎号(だっと)」と名付けました。そして、その後日産が自社の車を米国に売り込む際につけた名前が「DATSUN」。DATはこの脱兎から来たという。なるほど。。。

 

今朝は5時ごろまでかなり雨が降っていたが、6時には日が照って来た。7時15分発。まあ東に向かいます。浜松に浜名湖ガーデンパークというのがあり、そこに展望台があるという。高いところは好きです。

8時過ぎに公園に着く。かなり広くて清々しい公園だ。まだほとんど人はいない。

家族と一緒に写真撮りたいならココ。今日の日付があったので。。。

浜名湖を一望しようと展望台に行くと、営業は9時から。

30分待って登るといい眺め。東西南北そろい踏み。

どちらが東西南北か忘れました。当然展望台では私一人。そこはエアコンが効いていて、しばらくストレッチ体操。

さらに東へ。もう「岬めぐり」は卒業したつもりだったが、最後の「岬めぐり」へ。御前崎

 

学生時代、この辺りの海岸線を自転車で西に向かっている時、振り返ってみた富士山の大きさに感動したのをマザマザと覚えていて、それを再度経験したかった。まず灯台へ。海が青い。

そして降り帰ってみても富士山が見えない! ここじゃない! 車でさらに東に進んだが富士山は上の方だけちょこんと見えるだけ。かつ小さい! この40年で富士山は縮んでしまったのか? 雲も出て来て写真を撮れなかった。

さらに東へ。久能山東照宮の博物館に行きたかった。東照宮は山の上にあり、登るのは大変なので海から近い博物館に行って先を急ぐつもりだった。しかし、博物館も山の上にあると知ったのは山道の階段を登り始めてから。この山道もきつかった。炎天下の中、15分ほど黙々と登る。時刻は午後2時近く。甲子園の決勝を午後2時から戦っている気分だった。到着!

博物館は葵の御紋だけは立派だったが、中はちょっとね~~という感じだった。刀剣と鎧兜くらいだから、中を撮影禁止にする必要はないでしょう!ここを登ってきました。

さて、今日は最後の夜。明日は自宅に帰還。この久能山から帰ろうと思えば、2時間くらいで帰れるけど、まあゆっくり行きましょう。まるで、残り200ヤードをパターで刻んでいくようなもの。帰りたくないわけじゃなくて、「江戸の仇を長崎で討つ」を実践しなければと思った次第。「枕崎の仇」をどこかで討たないと!あの日は(Day11)暑くて暑くてたまらず枕崎から鹿児島の快活クラブに移動してしまった。不甲斐ない。これをどこかで晴らさないと、次の試合に影響してしまう。、。

そうだ、暑くてたまらないのだったら、「暑くない所」に行けばいい! ということで、今朝いろいろ検討を加えた結果、標高1000mの山中湖だったら暑くないだろうから良いだろう!という、深い洞察の上に山中湖のオートキャンプ場へ。

最後の夜だから、テントも張って、コンロも使って煮炊き(と言いながら、買ってきたのはコンビニの総菜)をしようと意気込みました。

昨年の秋からソロキャンプを始めて、半年でキャンプ極意を理解しました。曰く「キャンプは焚き火と酒である!」という事です。ハッキリ言います。他にやることはありません。色々道具は買いましたが、キャンプ場で野菜や肉を切って料理するなど言語道断! スーパーで総菜を買ってきて酒飲めばOKじゃないか! 総菜が自作の料理よりうまいに決まっているし、酒飲んだ後、誰が後片付けをやるんだ問題があります。しかし、今回は移動中のキャンプなので「焚き火ナシ」、かつ後編の9泊は禁酒しようと決めましたので(このあたりの意思は固い!)今日もノンアルコールビールです。そうなると、これはキャンプではありません。ただの「キャンプ場を借りての食事と睡眠」という位置づけになり、楽しめるのか、明朝わかります。木々の間に夕暮れの富士山が!

走行距離:269km

走行ルート:

www.google.com

 

Day18(24-8-23)津―豊橋

朝7:10出発。曇り。空は暗く、いつ降り出してもおかしくない。

こんな機会でない限り絶対行かないと考え安土城へ。信長が建てた安土城は名前だけは有名だが、訪れた人はどれくらいいるだろう?もっと近いかと思ったら、2時間半ほどかかった。

やはりお城跡は、近年造った物でもいいから天守閣がないと人気にならないのだろう。単独の小さな山(安土山?)全体が安土城になっている。最初の入り口辺りがこんな感じ。

それから急な坂を登り始める。坂の始まる左右に羽柴秀吉(左側)と前田利家(右側)の邸宅跡と言われている場所があり、入り口を固めるような形。

やっと登り着いた頂上に本丸と天守閣の跡がある。礎石だけがあってもな~~

本丸と天守閣の跡地

そこから見える景色も木が邪魔してあまり見えない。琵琶湖とつながっている西の湖と安土町が少し見える。信長が住んだころには周りを見渡せたはずだから、もうちょっと木を切ったりして整備してもいいのになと思った。

西の湖 と 安土町

安土城は1579年に完成して信長が住んだが、1582年には本能寺の変明智光秀のものに。しかし、光秀も秀吉に負けてすぐ本丸も天守閣も焼失。1585年には小牧長久手(こまきながくて)の戦いで子の信雄(のぶかつ)も秀吉に負けて廃城へ。悲劇の城です。

さてまだ雨は降りだしいないので、次の場所へ。「養老天命反転地」。名前からしてただ事ではない雰囲気。何年か前、ネットでこの存在を知って気が気ではなかった。ネットの写真をどうぞ。

 

ただし、内容は良く知らない。とにかく行って見る。途中、運転もままならないような大雨。到着して時は止んでいたが遠くで雷が。これじゃ外を歩けないと考え、入るのをあきらめた。写真もいいものが撮れなかった。客はいないし、老朽化しているし、子供の公園みたいだった。ネットを詳しく見るとやはり入らなくて良かった。名前にだまされた感じ。

https://www.yoro-park.com/facility-map/hantenchi/

これから雨だろうから、屋内の施設に行こう。そう、愛知と言ったらトヨタ。「トヨタ博物館」だ。そこに行くまで、またまた何度も短時間の大雨。到着。さすが天下のトヨタ

「四国自動車博物館」とは規模が桁違い。あそこと比べるな! と言われそうだが。。。レプリカも何台かあったが殆どすべて本物。

名前だけは知っていたが、世界で初めて流れ作業で量産され自動車王国アメリカを作った「T型フォード」の実物を初めて見る事ができた。

T型フォード

で、今日はもっと西に移動して豊橋まで。この時も、何度も大雨で運転に苦労した。今日の泊りはここ。

今日、ロシアではブリゴジンがプーチンによって暗殺されるは、アメリカでは大谷さんが腕をケガするは、日本では私が「養老天命反転地」に入れないはで散々な日だった。明日は晴れてくれ!

走行距離:259㎞

走行ルート:

www.google.com

 

 

 

Day17(23-8-23)串本ー津

昨晩は、旅館に泊まってWifiもあるのでBlogを仕上げようとしたら、写真が重くてアップロードできない。さあ、どうする? 明日の朝、途中のネットカフェか無料Wifiのある場所で作業をやるしかない。途中の、鯨で有名な「太地(たいじ)」の道の駅に無料Wifiがあるらしい。とにかく行って見ようと7時出発。

太地の町の入り口に鯨のモニュメントが。

捕鯨について私は日本側です。国際捕鯨員会は2019年に日本が脱退して分担金を払わなくなったので、破産寸前らしい。

https://www.asahi.com/articles/ASQBS5R31QBSULFA00K.html

まだ道の駅はオープンしていないから、建物近くの駐車場で漏れてくるWifi電波を拾おうとしたところ、中にお客が。カフェだけは7時から開いているらしい。すばらしい! コーヒー飲みながら軽快に作業ができた。ありがとう「道の駅たいじ」。

少し進むと、紀宝町(きほうちょう)の道の駅「うみがめ公園」。

ここは4年前にも訪れているが、一昨日行った徳島県美波町と同じく「ウミガメ」で町おこし実践中。ここではウミガメをちゃんと見れるが、美波町の「ウミガメ会館」は休館中だった。ガンバレ美波町

さらに進むと「鬼ケ城」という場所。

凝灰岩が隆起と風化と浸食で出来上がった岸壁。小さな岬で熊野灘に面して1Km周遊できるらしいが、今日は300mくらいで先は通行禁止だった。残念。

そして、志摩の英虞湾を見渡せる横山展望所へ。今日の天気は、晴れたり、曇ったり、大雨が降ったり、小雨になったりを繰り返して眺めはそんなに良くない。晴れていれば息を飲む風景か?

プロが撮るとこうなる。

今日は運転していて物凄く眠かった。そんな時は無理せず休憩。早めに一つ覚えの宿?へ。

走行距離:250㎞

走行ルート:

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Day16(22-8-23)和歌山ー串本

朝7時出発。未だ行った事のない高野山へ。高野山にある寺は何だったかな~~と自問自答して、やっと「金剛峯寺」だと思い出した。

少し走ったところでガソリンスタンドへ。昨日和歌山に着いてからすぐ気づいたが、和歌山はガソリンの価格が安い。九州でも四国でも170円台を見つけるのは難しかったが、ここはいたるところで170円台。今見つけた所は現金164円。これは最近にしては破格値か! 

ただ、一昨日、昨日とちょぼちょぼ入れていたので、殆どガソリンが入らない。結局22Lだけしか入らなかった。残念。

高野山にどんどん上って行きます。標高820m程登って到着。気温24度。ちょっと涼しいが蒸し暑い。まず高野山の入り口の大門から。これが金剛峯寺への入り口。(注)門は真っすぐ立っています。いつものように私の右肩に地縛霊が。。。

1kmほど行くと中門。いよいよ境内に入る。

中門のすぐ後ろにあるのが「金堂」。年中行事の大半がここで行われるとの事。なぜか金剛峯寺の色々な建物は落落雷などで何回も焼けており、これも1932年再建。

その斜め後ろに、青い空の下赤く輝いているのは「根本大塔」。当初は「金堂」の後ろの東西に建てられる予定だったが残っているのはこれのみ。これも1932年再建。

そして唯一残っているのが(と言っても14世紀に再建)不動堂。これだけが国宝に指定されていた。古さは感じる。

さらに奥に進むといよいよ金剛峯寺が控えている。816年弘法大師空海真言宗の修行の場として開いたのがこの金剛峯寺

金剛峯寺

金剛峯寺の庭

お寺中に入って内部を一周するのだが、それぞれの広間の襖絵が見事。撮影禁止だったので、ネットでどうぞ。すばらしかった。近年千住博氏が襖絵を書いている。

https://www.koyasan.or.jp/

しかし、このHPを紹介してしまうと、私の写真と説明があまりにも稚拙で全く必要が無くなってしまう。が、よくよく考えてみました。通常、皆さんがこのサイトを見る事も金剛峯寺を深く知ることもなかったでしょう。このきっかけを創らせるために空海上人が私を金剛峯寺に送ったのかもしれない!

ふと思ったけど(良くいろいろ考える。。。)、高野山金剛峰寺、比叡山延暦寺と、山とお寺がセットで語らえる場合があるが、多分“日本三大お山+お寺”というのがあるはずと思い、「日本三大お山+お寺」を検索したら、アリマシタ。アリマシタ。「日本仏教三大霊山」というのがあり、もう一つは身延山久遠寺らしい。驚きです! なんと私はこの一ケ月で、この三つのすべてに行ったではないか!! 自分でも大いに驚いた! まるで、これは「大谷翔平が100年ぶりにベーブルースを抜いて歴代新記録を作った。」というのと同じようなものだ! 前人未到の記録! と感激した次第。まあ、この、すぐだれでも作れるけどね。

さて、ガソリン価格と高野山に感激した私は次にどこに向かうか? そう十津川村。日本一大きな村に人口3000人弱。東京23区や琵琶湖より広いらしい。どんなところか昔から興味があった。奈良県の最南端にあり、紀伊山地の山々に閉ざされている。家々は川にのぞむ山のわずかな土地にへばりついているという感じ。今は、長いトンネルが沢山出来て、外との往来もかなりできるようになったが、それでも高野山からの道は狭かった!

そこにあるのが「谷瀬の吊り橋」。昔は丸木橋をかけて渡っていたが洪水の度に流されるので、集落の住民が多大な負担して(今の価値で一戸当たり一千万円ほど)出来上がった吊り橋らしい。心して渡らねば。

そんな大洪水が起きた明治22年に、田畑を失くした住民(吊り橋の下の広い河原に沢山の人たちが住んでいた)が村を離れて、移住した先が北海道開拓の地、新十津川町だという。それは北を守らなければならない国策にも会っていた。涙が出てくる。

十津川村を後にして川沿いを移動していると、見事なダムの放水。風屋ダムだ。みごとです。

高野山十津川村と山に分け入ったら、次は海でしょう。ということで南紀白浜へ。パンダを見に行くのではなく、白浜ビーチとはどういう所か見たかった。まずまずの人出。

さて、今日も「岬めぐり」の旅は続きます。潮岬へ。本州最南端です。遠くに貨物船が何隻も見えました。

もう「岬めぐり」はイイヤ。飽きた!
最後に串本駅前の橋杭岩(はしぐいいわ)という奇岩が。1500万年前の火山活動で流紋岩が残ったものらしい(ブラタモリ風)。850m続いている。以上。

という事で、今日の宿に到着。

この時点では、ここのインターネットが遅くて使えなかったという事を主人公はまだ知らない!

走行距離:299㎞

走行ルート:

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Day15(21-8-23)室戸ー和歌山

7時前に宿を出発。昨日の客は私ともう一家族だけ。

「室戸の夏は~~~♪何もない夏です~~♪」なので、ここに来てネタ不足。四国の地図の右下半分はどこに行けばいいのか? 全く予備知識なし。何もなかったらいけないので念のため、室戸の海岸沿いを撮る。

しばらく行くと、美波町。先月たまたま読んだ「本社は田舎に限る」という本の”田舎”がここ。この町出身の零細ソフトウェア会社社長が思い切って本社を東京からこの地元に移し、成功しつつあるというビジネス書だった。町にはウミガメの浜があったり、

二十三番札所薬王寺があったりするけど、

商店街は完全なシャッター街。IT関連だったらインターネットで高速でつながっていればどこでもいいと思うが、ここにIT専門の若い人が集まるか? 持続的成功を祈る! 過疎が何だ! ガンバレ田舎! 

さて、これからどこ行こうかと木陰で「地球の歩き方 日本」で検討していたら、近くにロープウェイで行く二十一番札所太龍寺(たいりゅじ)という所がある。行って見よう。ロープウェイはなかなか長くて高くて見晴らしも良かった。ただし往復2600円。


ただし、キャビンの中は二人。夏枯れの季節か。

お寺は弘法大師が修行したという由緒正しいお寺で、標高600mで小ぶりながら良くまとまった気持ちの良い寺。

弘法大師が修行した岩山に通じる修行の道を歩いていたのも私一人。

この道は「行きながら迷い、帰ってくるとき満たされる」という場所らしい。

15分ほど歩くと岩山に弘法大師の像が。弘法大師は毎朝日の出の際に、ここに東を向いて座り修行した。

別名「空海」の「空」という字を考え付いたらしい。と、ロープウェイのガイドさんが言っていた。

私の修行も終わったので、これからどうする? やはり徳島名物「阿波おどり」をいただかないと。昨今、いろいろ雑音のある「阿波おどり」ですが、実物(実演?)を見たことがない。これは見るしかない。という事で、徳島市の「阿波おどり会館」へ。

平日昼間でも14時、15時、16時と40分間の実演をやっている。14時の実演に60-70人のお客。少なくない。大したもんだ。

40分間に、昔のおどりや、楽器の紹介、おどり方指導、新作のおどりといろいろ盛りだくさん。飽きさせることなく、大変楽しく過ごせた。

そこで思った、日本全国のこのような伝統舞踊で毎日客を呼べるか? 他に何かあるのか? 熊本の「山鹿灯篭祭り」の踊り子さんたちは素敵だが、「よへほ~~~♪」と5分踊ったら、もう場が持てない。島根の「ドジョウ掬い」で40分場が持つか? 宴会の余興としては成立するだろうけど、演技として40分は持たないだろう。と書いた後調べたら、4年前に行った安来市の「足立美術館」の隣にあるらしい(現在休館中)。

さてもう四国はいいかということで、1625発の南海フェリーで和歌山へ。「フェリーと電車を使って安く大阪に遊びに行こう!」キャンペーンをやっていた。

2時間15分の船旅。12600円。19時前に和歌山港に到着。

そして今日も30度を切らないので、「○○の一つ覚え」でまたまた快活クラブへ。

走行距離:159㎞

走行ルート:

www.google.com