もっと西と南を知りたくて

23年酷暑の夏を車でトロトロ

Day15(21-8-23)室戸ー和歌山

7時前に宿を出発。昨日の客は私ともう一家族だけ。

「室戸の夏は~~~♪何もない夏です~~♪」なので、ここに来てネタ不足。四国の地図の右下半分はどこに行けばいいのか? 全く予備知識なし。何もなかったらいけないので念のため、室戸の海岸沿いを撮る。

しばらく行くと、美波町。先月たまたま読んだ「本社は田舎に限る」という本の”田舎”がここ。この町出身の零細ソフトウェア会社社長が思い切って本社を東京からこの地元に移し、成功しつつあるというビジネス書だった。町にはウミガメの浜があったり、

二十三番札所薬王寺があったりするけど、

商店街は完全なシャッター街。IT関連だったらインターネットで高速でつながっていればどこでもいいと思うが、ここにIT専門の若い人が集まるか? 持続的成功を祈る! 過疎が何だ! ガンバレ田舎! 

さて、これからどこ行こうかと木陰で「地球の歩き方 日本」で検討していたら、近くにロープウェイで行く二十一番札所太龍寺(たいりゅじ)という所がある。行って見よう。ロープウェイはなかなか長くて高くて見晴らしも良かった。ただし往復2600円。


ただし、キャビンの中は二人。夏枯れの季節か。

お寺は弘法大師が修行したという由緒正しいお寺で、標高600mで小ぶりながら良くまとまった気持ちの良い寺。

弘法大師が修行した岩山に通じる修行の道を歩いていたのも私一人。

この道は「行きながら迷い、帰ってくるとき満たされる」という場所らしい。

15分ほど歩くと岩山に弘法大師の像が。弘法大師は毎朝日の出の際に、ここに東を向いて座り修行した。

別名「空海」の「空」という字を考え付いたらしい。と、ロープウェイのガイドさんが言っていた。

私の修行も終わったので、これからどうする? やはり徳島名物「阿波おどり」をいただかないと。昨今、いろいろ雑音のある「阿波おどり」ですが、実物(実演?)を見たことがない。これは見るしかない。という事で、徳島市の「阿波おどり会館」へ。

平日昼間でも14時、15時、16時と40分間の実演をやっている。14時の実演に60-70人のお客。少なくない。大したもんだ。

40分間に、昔のおどりや、楽器の紹介、おどり方指導、新作のおどりといろいろ盛りだくさん。飽きさせることなく、大変楽しく過ごせた。

そこで思った、日本全国のこのような伝統舞踊で毎日客を呼べるか? 他に何かあるのか? 熊本の「山鹿灯篭祭り」の踊り子さんたちは素敵だが、「よへほ~~~♪」と5分踊ったら、もう場が持てない。島根の「ドジョウ掬い」で40分場が持つか? 宴会の余興としては成立するだろうけど、演技として40分は持たないだろう。と書いた後調べたら、4年前に行った安来市の「足立美術館」の隣にあるらしい(現在休館中)。

さてもう四国はいいかということで、1625発の南海フェリーで和歌山へ。「フェリーと電車を使って安く大阪に遊びに行こう!」キャンペーンをやっていた。

2時間15分の船旅。12600円。19時前に和歌山港に到着。

そして今日も30度を切らないので、「○○の一つ覚え」でまたまた快活クラブへ。

走行距離:159㎞

走行ルート:

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