もっと西と南を知りたくて

23年酷暑の夏を車でトロトロ

Day9(9-8-23)山口ー益田ー津和野

目が覚めたのが1:30am. 水分補給して再度寝ようと思ったら、隣がガタガタ、ガタガタうるさい。これがネットカフェの弱点。「うるさい」と怒鳴り込んで刺されでもしたら悲しいので我慢。その後やっと3:30くらいから二度寝ができた。起きたのが6時。

九州に台風6号が来ているので、今日は九州に近づかないことにした。8時40分発。この台風のように逆戻りして北東に進む。

その前に山口駅の隣、湯田温泉駅へ。ここは中学3年の修学旅行の宿泊場所。覚えているのは湯田温泉という名前だけ。駅前にはここの温泉を見つけたという白狐の8mの像。かわいい。

少し北東に進むと、国宝「瑠璃光寺五重塔」の標識。「国宝」なら見ておくだけでも見ておかなきゃ。修復中だったが、まるでマジンガーZの家?みたい。

そして、一度は行きたかった津和野へ。津和野の入り口のところに町を見下ろせる展望台が。津和野は完全に山に囲まれた町だった。

向こうの山に石垣のようなものが見える。Google Mapで見ると津和野城跡だ。見晴らしが良さそうだ。そりゃ行くでしょう。

麓からリフトに乗って頂上近くまで。

そこから歩いて15分ほどで本丸跡へ。ここからの眺めは素晴らしい。この山城は元寇の後に、それに備えて作られたのが起源らしい。

ここからの眺めにインスパイアされて、さだまさしが「案山子」を作ったらしい。汽車が通り、造り酒屋があります。納得。この歌は好きだった。

案山子 さだまさし - YouTube

津和野、小京都探索は後にして、向かうは日本海側益田へ。益田になにがあるのか? 良く知らないけど(4年前に自転車で通った事はある)、九州に行けないから時間つぶしです。地図を見ると、「雪舟の郷記念館」というのがあった。

「郷」という名前からして、少々不穏な感じだったが、ここには雪舟の作品は展示されていなかった。雪舟の後を継いだ雪舟の弟子たちの作品が展示してあり、雪舟はここで没したと言われており?墓があった。どうせ皆さんここには来ないだろうから折角なのでシェアしておきます。

益田はこれくらいにして、津和野に取って返しました。これも今朝地図を見て知った「安野光雅美術館」へ。津和野は彼の故郷で。安野光雅と言えば数多くの絵本やヨーロッパの風景を描いていたのは知っていたが、想像を上回る作家だった。

この美術館には彼の作品が四千点もあるとの事で彼のファンにとっては聖地でしょう。美術館の中には昔の学校の教室が復元されています。

今日の入りはそんなに多くはなかったけど。。。作品群はネットでご覧ください。

安野 光雅(著者詳細情報) | 絵本ナビ | 作品一覧・プロフィール

彼の業績紹介のビデオを一人でじっくりと見ていると、彼の作品の中で「平家物語」と「三国志」が驚くべき作品だというのを知りました。それぞれ6-7年の歳月をかけて書いた70~90枚の絵が描かれている本です。これはすばらしい!今日は「平家物語」を購入しました。大作「三国志」は日を改めて買う事にします。ちなみに「三国志」は1万円強です。

津和野の町を暑くて湿気の多い午後にちょっと歩いてみました。観光客はまばら。これでは岐阜の郡上八幡に負けてしまう。

去年の8月に建て替えられた津和野駅もきれいです。

ここは森鴎外の故郷でもあり、「案山子」もあるんだから、津和野はもっと頑張らねば! ガンバレ津和野! ガンバレW杯日本女子!

完全に山に囲まれた津和野は台風からの避難場所には最適でしょう。山沿いは大雨の時の山崩れを心配する必要があるけど、山の上の方だから津和野川の氾濫もないでしょうと、勝手な思い込み。 

今日は津和野に泊まろうと「旅行するなら~~♪楽天トラベル~~♪」で見つけた宿がすごい。一軒家の二階を丸々貸出し一泊3800円。昔オーナーが住んでいた家だとの事。この値段、キャンプ場とあまり変わらないじゃない! ネットカフェより安いが、残念ながらネット環境はなく、私の携帯Wifiルーターも圏外。

走行距離:149㎞

走行ルート:

www.google.com